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最近ChatGPTとか、AIを使った記事生成”ぽい”文章を見るけど…なんか、「違う」。

最近、ChatGPTなどのAIを使った記事生成が一般的になってきました。
ですが、なんていうか…
- AIで生成した記事ってなんか、わかっちゃいますよね😅
どうにも文章が”ツルッ”としているというか、言い回しが一辺倒というか、なんか違う。
こんなふうに自分のブログ記事をAIに参照させて、新しい記事づくりに役立てたい というニーズが確実にある反面、記事生成のクオリティを考えるとなかなか手を出せないように思います。
…ということで、面白いWebツールを作ってみました😀
- WordPressの記事をシンプルなMarkdownに変換できるツール
「mdShift(エムディーシフト)」
です。

このツールを使うと
- WordPressの過去記事を簡単にMarkdown形式に変換
- 不要なデータ(タグ)をごっそり削除!
- ChatGPTに自分の記事を学習・参照させる
- オリジナルのブログ記事データ(資産)として利用!
…することができます。
「mdShift(エムディーシフト)」は、ブログ運営をしている方・これまでに多くの記事をアップしてきたに方は特に、これまでのWordpressブログ記事(資産)を活かせる新しい手段になるんじゃないかな?! と、自画自賛しているツールです😅
AIに自分の文章や思考パターンを学習させればより、オリジナリティのある記事生成に近づけるハズ…!!
AIでブログ記事を書きたい!←お手伝いできるサイトを公開しました!
目次
そもそもなんで、ブログ記事のMarkdown化が必要?
WordPressからブログ記事を取り出す場合、一番カンタンなのは
- ブログ記事をエクスポート(XMLファイルにする)
して、記事データを取り出すことです。
エクスポートはWordpressの機能として用意されているので、ボタンひとつでカンタンに取り出せるのですが…。
これをそのままAI学習用に使おうとすると
- 余計なタグがたくさんあって、無駄が多い!!
んです。
エクスポートXMLが複雑な理由と、Markdownとの違い

エクスポートデータは本来、Wordpressの引越しなどに使うので
- WordPressのデザイン・HTML・見栄えのためのタグ
- WordPressのプラグイン情報のためのタグ
などがたくさん含まれています。
例えばこんな感じ↓↓
<item>
<title>記事タイトル</title>
<pubDate>Tue, 03 Sep 2024 09:30:45 +0000</pubDate>
<content:encoded><![CDATA[<p>これは<strong>記事</strong>の内容です。</p>
<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter">
<img src="https://example.com/image.jpg" alt="画像の説明"/>
</figure>
</div>]]></content:encoded>
<wp:postmeta>
<wp:meta_key>_thumbnail_id</wp:meta_key>
<wp:meta_value>123</wp:meta_value>
</wp:postmeta>
</item>
よく見てみると色んな情報が書いてあることがわかるのですが、AI学習用に使う場合はこの
- 記事内容に(ほとんど)関係ないタグ
- デザイン・見た目に特化したタグ(
<div class="wp-block-image">
など)
- デザイン・見た目に特化したタグ(
は、必要ありません。
もちろん下処理なし(無駄なタグがそのままある状態)でもAIに学習させることは可能なのですが、余計なタグが大量に含まれていると、学習させるときに

- AIが必要ないデータを読む時間が発生(←時間ロス)
- 必要ないデータに対する、プロンプト設定が必要(←手間だし面倒)
- (AIが)必要ないデータを考えないようにして出力しようとする労力
など、以外にあちこち無駄・ロスが発生してしまうのです😰
ヒトもAIも、内容を理解しやすいMarkdown

そこでMarkdownの出番です。
Markdownは、テキストを整理するのに最低限の記号だけを使うとてもシンプルな書き方で、HTMLやXMLと比べても圧倒的にシンプルです。
例えば、同じ内容をMarkdownに変換するとこんな違いがあります。
要素 | HTML | Markdown |
---|---|---|
見出し | <h1>見出し1</h1> <h2>見出し2</h2> <h3>見出し3</h3> |
# 見出し1 ## 見出し2 ### 見出し3 |
リスト | <ul> <li>箇条書き項目1</li> <li>箇条書き項目2</li> </ul> <ol> <li>番号付きリスト1</li> <li>番号付きリスト2</li> </ol> |
- 箇条書き項目1 - 箇条書き項目2 1. 番号付きリスト1 2. 番号付きリスト2 |
太字 | <strong>太字のテキスト</strong> または <b>太字のテキスト</b> |
*太字のテキスト** または __太字のテキスト__ |
こんなふうに、
- HTMLは開始タグと終了タグが必要で構造的に表記できる
- Markdownは最小限の記号だけで文章構造をシンプルに表現できる
といった特徴があります。
AI学習にピッタリな、Markdownのシンプル構造
Markdownは最低限の記号のみを使うので、ヒトにもAIにもシンプルで読みやすい文章が書けます。
また、タグのない状態でも記事の骨組み(内容構造)がはっきり残るので、AIに文脈が伝わりやすいとも言えます。

つまりAIにWordpressのブログ記事を学習させる際、Markdownを使えば
- タグが取り除かれることで、AIが素直に文章を理解できる
- 見出しやリストが整理され、情報の流れが崩れない
- データが軽量化され、大量の記事もまとめて扱える
といったメリットが生まれます。
AIにWordpressのブログ記事を学習・参照させるメリット
AIに自分のブログ記事を学習させると、どんなメリットがあるんでしょう?
AIなので確実なことは言えませんが、おおよそ以下のような効果が期待できると考えています。

-
文体や言い回しが引き継がれる
過去の記事でよく使っていた表現やリズムをAIが(少しでも)再現しやすくなる…確率が上がる。
-
構成が保たれる
見出しやリストといった文章の骨組みが残るため、出力結果にも構成を反映させてくれる…可能性がある。
-
記事の再利用がしやすい
過去記事をまとめ直したり、シリーズ化した記事を新しく展開する材料にしたり…といった活用につながる。
AIが賢いから良い記事を書くのではなく、参照できる入力データが整っているからこそ良い記事を生み出せるのです😀
実際のサンプルで、AIの出力結果を確認してみる
ここからは、サンプルを使って
- もしもAIが文体を学習した状態で記事作成したらどうなる?
を実験した出力結果を見てみましょう。
サンプルMarkdown(参照データ)+プロンプト
# サンプル記事:AIとMarkdownの活用
Markdownはシンプルで、構造化されたテキスト形式です。
ブログ記事やドキュメントをAIに参照させるとき、Markdownの方が理解されやすいのが特徴です。
## なぜMarkdownなのか?
- タグが取り除かれている
- 見出しやリストが整理されている
- クリーンなデータをAIに渡せる
## まとめ
AIに渡すデータの質が、アウトプットの質を決めます。
この文体やMarkdown構造を学習して、別のカンタンな記事を作成したいです。
「毎日のごはんづくり」をタイトルに、上記の文体を使ってカンタンな記事を書いてください。
文体のみを参照し、記事内容そのものは利用しません。
よろしくお願いします。
ChatGPTの出力例(参照後)
# 毎日のごはんづくり
ごはんづくりは毎日のことですが、ちょっとした工夫でぐっとラクになります。
「今日は何を作ろう?」という迷いを減らすことがポイントです。
## ごはんづくりをラクにする工夫
- メニューをあらかじめ考えておく
- 作り置きを活用する
- 冷凍保存で時間を節約する
## まとめ
日々のごはんづくりも、少しの工夫で楽しい時間に変わります。
こんなふうに、Markdownを参照させることで「文章の流れ」や「雰囲気」が自然と引き継がれるのがわかります。
これはカンタンな記事の例ですし、実際にたくさんの記事を学習させたときどんなふうに作用するか?の確証は得られません☹️

…がおおよそ、こんなイメージで出力してくれるのでは?!と考えています。
文章例をAIに多く示すことでAIも
- コチラ(人間)側が考えている意図(のようなもの)
も汲みやすくなるのではないでしょうか?
mdShiftの位置づけと活用法
mdShift(エムディーシフト)は単なる「WordPress記事のMarkdown変換ツール」ですが、このツールを使って「Markdownに変換したWordpressブログ記事」はとても大きな使える資産になり得ると思ってます👍
- ブログの過去記事を価値ある資産としてAIに活用する
- AIライティングの質の高い素材として準備する
AIを使ってブログ記事・文章作成をする際は、WordPressの記事を単なるエクスポートデータではなく、いかに人間もAIも理解しやすいシンプルなMarkdownデータとして活用できるか?がカギになる時代になるのではないかな?と OhYeah to こ では考えています。
まとめ
今回は
- WordPressの記事をMarkdown形式に変換し、ChatGPTなどのAIに参照させるメリットについて
- Markdown変換ツールmdShift(エムディーシフト)について
ご紹介しました😀
「AIに渡すデータの質がアウトプットの質を決める」という観点から、Markdownという形式が最適な橋渡しの役割を果たしてくれると思います。
「mdShift」のWebツールを通して、Markdown変換のメリットをぜひ体感してみてください👍
それでは!