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「AIってすごいけど、自分には関係ないかな〜…」とか、思ってませんか?
最近は、まるで本物?!とビックリするような画像や動画をAIが生成したり、学習しなくてもAIでカンタンにプログラミングができるようになりました。
…とはいえ、そういった話を聞いても、
「でも、それって私には関係ない世界だよな〜」
と感じている方も多いハズ。
今回は、
- AIに興味はあるけど、どこから触れていいか分からない
- なんか、距離感を感じるんだよなぁ〜
というような「AIとの距離感」を感じている方に、ちょっと違った視点でのAI活用法をご紹介しようと思います 😀
目次
英語の編み図パターン、もっと気軽に楽しめたら

私、ウェブツールを色々作るのも好きなのですが、昔から編み物も好きで趣味で色々作ってます。
好きな作家さんの編み物の本から編み始めることもあるのですが、Instagramなどで見つけた作品の編み図を見て作ったりするのも大好きです。
英文パターンの編み物はとても素敵だけど、解読が大変…😰
ところで、「Ravelry」という編み物コミュニティサイトをご存じですか?
英語のサイトではありますが、クオリティの高いパターンが数多く公開されていて、見ているだけでもかなり楽しめるサイトです。

そんなわけでこのサイトをよく眺めているのですが、いざ作ってみたい!と思っても、ほとんどのパターンが英語で書かれてて、なかなか作るところまで気持ちが向かないことがよくあるのです… 😥
これまでは自力で英文パターンを解読!
とはいえ、素敵なパターンをどうしても編みたいと思った場合。
これまでだと、
- 気になった英文パターンをコピーで出力して、自力で翻訳
- できるだけ検索してみて、他に作ったことがある(できれば日本語の)サイトを探す
- 大丈夫そう!という自信が持てたら、編み始める
という方法をとっていました。
この方法のメリットは、作業を通して編み方の流れを予習できる点。ただ、正直、面倒でした。
AIツールで英文パターン解読したら、カンタンじゃない?

そんなわけで、英文パターンに魅力を感じつつも翻訳の面倒くささから一定の距離をとっていたのですが…。
いろんなAIツールが無料で使える時代になって、だいぶ風向きが変わってきました。
- AIツールで英文パターン解読したら、カンタンじゃない?
AI翻訳で、編み図パターンの世界が一気に広がる!
最近では、AIツールにPDFファイルをそのまま添付し、翻訳してもらうことも可能になりました。
さっそく編み図翻訳にAIを使ってみたところ…思った以上に、いい感じに訳してくれました♪
- 日本語で読める安心感
- 誤読の心配がないと、ホントに助かります👍
- 日本語だから編み物の構造がわかりやすい・理解しやすい
編み図翻訳で注意したいポイント
とても便利なAIですが、AIの利用にはいつでも著作権や利用規約に注意が必要です。
パターンが「AIの学習データ」として使われてしまう恐れがあるため、AIでの翻訳は無料パターンのみに限定するか、学習利用されない(有料)AIサービスを選ぶことが重要です。

また、パターンが無料であっても有料であっても
- あくまでも個人利用の範囲内で
- 再配布や共有は以ての外
であることにも、注意が必要です。
編み図の最終確認をお忘れなく
また、AIでの翻訳ではブレが発生する可能性があるので
- 編み図の最終確認は(面倒でも)自力で
やっておきましょう。
編み図を日本の編み図記号で表示させたいけれど…
英文パターンの編み図ですが、日本のように記号ではなく文章で書かれているのが特徴です。
このパターンを、なんとか馴染みのある日本の編み図記号で表示させたいところですが…。
- 編み記号表示は(一部)できるものの、このまま図表として表示しようとするとマークダウン記法で表示されてしまうので読みにくい
という印象を受けました。
どのAIにも言えますが、AIを使って図表にしようとするのはなかなか難しく・奮闘する時間がもったいなくも感じるので、どうしても記号にしたい!場合は自力で解決するほうが良さげです。
実際に使ってみたAI翻訳ツール3種を比較

ChatGPT、Gemini、NotebookLM で、翻訳して比較してみました。
プロンプトの書き方(例)
プロンプトの書き方と手順は
- PDFを添付
- 「
添付したPDFファイルを日本語訳してください
」と入力 - 必要に応じて「
編み方の部分を表で読みやすくしてください
」と入力
です。
※文章量が多い場合は、一部ずつコピペしての翻訳がオススメ。
ChatGPTで翻訳してみた
- 翻訳スタイル:
- 編み図の全文は出力されず、概要を要約してくれました。全体像を掴むには便利。
- 活用法:
- パターンのブロックごとにコピーして翻訳すれば、OK 👌
- 注意点:
- (私見ですが、ChatGPTはやや創造的なアレンジが入ることがあるので、)忠実な翻訳が欲しい場合は注意。
Geminiで翻訳してみた
- 翻訳スタイル:
- 全文を比較的素直に翻訳してくれました。
- 便利機能:
- 表で表示してくれた部分は、Googleスプレッドシートに転記できて便利。
- 活用法:
- 表に変換したい場合は「この部分を表で」と(少しずつ)指定しながら使うと◎
NotebookLMで翻訳してみた
- 翻訳スタイル:
- アップロードしたファイルに忠実な翻訳。解釈のブレが少ない ✨
- 強み:
- 学習に使われない設計(とされている)なので、有料パターンでも安心かも?
- デメリット:
- 少し時間がかかる。操作に慣れが必要。
- 上記2つのAIと比べて使い方のクセがあるので、若干の慣れが必要かも。
- 少し時間がかかる。操作に慣れが必要。
各AIツールの“性格”を掴むと、もっと使いやすく

各AIツールにはそれぞれ得意・不得意な分野があります。
私見ですが、だいたいこんなふうだと感じています。よかったら、参考にしてみてください。
- ChatGPT:
- 創造的・積極的・協力的。さり気なく(いつの間にか)アレンジを加えてしまうので、忠実な翻訳には不向きなことも。
- Gemini:
- 基本に忠実。あっさりしているが、丁寧に指示すれば力を発揮してくれる。仲良くなるにはちょっと、根気が必要。
- NotebookLM:
- ファイルベースで回答。ブレがなく、安心感がある。真面目だけど、興味のないことには一切無関心。
まとめ:AI翻訳で、編み物の楽しみがもっと広がる!
結論としては今の所、NotebookLMが編み図翻訳には最もおすすめです。
とはいえ、どのAIも得意分野があり、使い分け次第で大きな助けになってくれそうです。
翻訳の正確さの最終確認は、やはりご自身で行うのがベストですが、ゼロから英文を読み解くよりは格段にラクになります。
編み物ブームが再燃している今、AIを味方につけて、広い編み物の世界に踏み出してみてはいかがでしょう?
それでは!