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東京ではなく、東亰。

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東亰異聞(新潮文庫) : 小野 不由美著
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手に入れたのは、ずいぶん前。なんとなくもったいない気がして、温めてたんですが・・・。温まってる本がたまってきたので(笑)、読み始めてみました。

あらすじ :
帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる…。人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。(bk1 >>より)

感想 :
あぁー・・・。やっぱり、良かったです。

夜気の薫り・・・というか、なんか、あるじゃないですか。読んでいるうちに、その薫りに包まれてゆく感じです。そして、そう思っているうちに、次第に、夜の闇、闇に巣くうもの達が目の端のほうでチラチラ見え隠れするような。美しく、上質な薫り。血のにおい・・・。

あぁー。面白かったです。

小野不由美さんの作品で一番オススメは、もちろん十二国記 amazon(講談社X文庫)>> bk1(講談社文庫)>> なのですが、私が次にオススメするのは、この作品です。小野さん濃縮還元て感じ(?)です。

ちなみに、屍鬼 amazon >> bk1 >> も良いですが、(小野さんの作品)初めての人には長すぎるかも+私的に、あの独特の閉塞感が苦手だったりするんです・・・。おもしろいんですけどね。

物語の季節は春先なんですが、読書の秋、ちょっと肌寒さを感じながら読むのも、また一興かと。

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