芥川賞受賞作。

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日蝕(新潮文庫) : 平野 啓一郎著
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この本は話題になったとき(芥川賞最年少受賞)に買ったんですが、なんとなく途中まで読んでそのままになっていたのを再読(ではないか?)しました。いかにも難しい漢字がでてきたり、難しげな言葉遣いであったりしますが、そこにそんなにこだわることはないのではないかなぁと思いました。読みにくいが故に、始め、読みっぱなしになっていたのですが、慣れるとそんな(難しい)ことなかったです。

あらすじ :
帯より引用させていただきます。
”異端信仰の嵐が吹き荒れるルネッサンス前夜の南仏で、若き神学僧が体験した錬金術の驚異、荘厳な光の充溢、そして、めくるめく霊肉一致の瞬間・・・。本作の投稿で「新潮」巻頭一挙掲載という前代未聞のデビューを飾った現役大学生が聖文学を世紀末の虚空に解き放つ!”

感想 :
うーん。好きな人は、好きなんだろうなぁ。私はあまり好きではなかったです。共感というとちょっと違うのだけれど、身に来る部分が少なかったというか。たぶん、この神学生の物事に対するスタンスが、私には合わなかったのだと思います。なので、クライマックスも(情景描写はすごいなぁとは思いましたが)あまり納得いかなかったです。よくわからなかったといった方が、正しいのかもしれません。あの、錬金術師の行動の意味するところは・・・?勝手な解釈はできるんですが、それはあまりに薄い解釈だと思うので。まぁ、正しい答えというのはないのでしょうが・・・。

ではなんで、嫌いと書かずに”あまり好きではない”と書いたかというと。錬金術師さんとその秘密とのくだりは、きれいだなぁと思ったから。あとは、描写力のすごさというか。音が聞こえてきそうだったり、情景がありありと浮かんでくるところは、すごいと思います。

どこかで、平野さんは泉鏡花 amazon >>が好きだというのを見たことあるんですが、そんなイミでも(?)私は一月物語 amazon >>のほうが好きでした。とはいえ、現役大学生でこれだけのものが書けるとは。すごいなぁ。

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